月刊誌『スポーツイベント・ハンドボール』とのコラボレーションで、さまざまな立場からハンドボール界を支えてくれている人をご紹介していきます。
6回目は3月下旬、山梨で開かれた第44回全国高校選抜大会の実行委員会委員長として準備、運営に力を尽くした矢崎豊さんに登場してもらいました。
◇コロナ禍で新たな運営方法を検討
2020年度(21年3月)の全国高校選抜大会が山梨で開催されることが決まった2016年から状況は一変。コロナ禍でさまざまな不安に包まれる中で、大会実行委員会委員長として準備を進めた矢崎さん。他競技の全国大会も参考に、新たな運営方法の検討を進めました。
◇無事に全94試合を終える
全国から届いたエールにも背中を押された矢崎さん。ウイルスを持ち込ませないよう、極力、人と人との接触を減らすための工夫を随所に活かしたガイドラインを整え、大会参加者も予防策を徹底。発熱などによる辞退チームもなく、無事に全94試合が行なわれました。
◇経験、ノウハウを活かして
大会の安全かつ円滑な運営は、7月、大会開催地の1つだった甲州市でのフランス男女代表の東京オリンピックに向けた直前キャンプが予定どおり実施されることにもつながりました(フランスは男女で金メダル獲得)。たくさんの経験を重ね、感染拡大防止のノウハウを得た山梨では
11月にも全日本学生選手権が開かれる予定です。試合会場では役員として大会を支える矢崎さんの姿に出会えることでしょう。
矢崎さんのより詳しい活動のようすやビジョン、球界への提言は『スポーツイベント・ハンドボール 2021年7月号』をご覧ください。